AWS training and certificationのMachine Learning Path内の講座を受けたのでその感想。
AWS training and certificationとは
AWS training and certificationはAWSが提供している公式動画講座。いくつかの認定パスがあり、ネットワークやビッグデータ、セキュリティなど多数。
パスの中でもさらに細かく細分化されており、Machine LearningだとData Scientist向けやインフラエンジニア向け、非技術者の管理者向けなど職種別に大カテゴリがあり、その中に動画をまとめたコースが複数ある。今回はその中でExploring the Machine Learning Toolset、Developing Machine Learning Applicationsを受講。
Exploring the Machine Learning Toolset
Exploring the Machine Learning ToolsetはAWSのSaasサービスの簡単な使い方集。一つの動画がそれぞれ10分くらいで画像、自然言語処理、音声、アノテーションサービスまで網羅している。
- Introduction to Amazon SageMaker
- Introduction to Amazon SageMaker Neo
- Introduction to Amazon SageMaker Ground Truth
- Introduction to Amazon Rekognition
- Introduction to AWS DeepLens
- Introduction to Amazon Polly
- Introduction to Amazon Lex
- Introduction to Amazon Transcribe
- Introduction to Amazon Translate
- Introduction to Amazon Comprehend
- Introduction to Amazon Comprehend Medical
- Introduction to Amazon Forecast
- Introduction to Amazon Elastic Inference
- Introduction to AWS Marketplace - Machine Learning Category
Developing Machine Learning Applications
Developing Machine Learning ApplicationsはAWS上で実践的なアプリケーションを開発する際のツールの使い方の紹介。SageMakerの基本的な使い方からハイパーパラメータサーチ、 レコメンドシステムの構築方法まで。
- Introduction to Amazon SageMaker
- Introduction to Amazon SageMaker Neo
- Machine Learning Algorithms Explained
- Automatic Model Tuning in Amazon SageMaker
- Advanced Analytics with Amazon SageMaker
- Anomaly Detection on AWS
- Building Recommendation Systems with MXNet and GluOn
よかったこと
- 公式だけあって先月末のre:Inventで発表された新機能でもチュートリアルが準備されている
- 単なる基礎的な機能の説明だけでなく、需要ありそうなユースケースベースに作られている動画もある
悪かったこと
- ログインまわり
AWSのdomainで提供されるがamazon.co.jpのアカウントでログイン。そのせいか?セッション切れが30分程度でとても短い。
- 旧時代的なポップアップ
動画はポップアップで表示され、近代的なブラウザだとブロックされる。
- 認定証書
コースを終了すると認定証書がもらえるのはよくあるMoocsと同じ作りだが、それが動画単位でも作られかつ、開始と終了の通知が来る。さすがに一つ動画見るたびメールが2通ずつ飛んでくるのはうっとうしい。
コース内の動画全ての試聴が必須でなくrequiredとされる動画だけ見ればコース全体を修了したことになる。それ自体はいいのだが、requiredな動画が最初の動画のみであるためコースを始めたと思ったらコースが修了する。
修了したコースはアーカイブ扱いになり、バグなのか一度ログアウトしてからでないと他の動画が見れない現象に遭遇した。
所感
内容自体はよいのだがシステムのレガシーさが目立った。
例えばAppleのiTunes UならiTunesというプラットフォーム上で教育コンテンツも配信している。AmazonにおいてはAWS事業部とEコマース事業部が別だからなのか車輪の劣化再発明をしているようにも見えた。
個人に対してCertificateを出すのに消える可能性のあるAWS IAMよりAmazon.co.jpアカウントの方がいいのは納得できるが、Amazon Video内にMoocsを統合してしまった方が、開発効率としてもユーザー体験としてもよくなる気もしました。