深センの話だったり、科学・工学分野の論文数トップだったり、最近Tech業界での話題に事欠かない中国。きっと自分の認知の範囲外で中国語でしか書かれていない論文とか出ている気がする。
我々は中国に学ばなければいけないのです!
というわけで中国語学習メモ。
(直感×アルゴリズム♪の一シーン)
中国語の効率的な学び方
語学を学ぶために重要な要素は2つあると思っていて一つが教材で2つ目がモチベーションの維持。正しい課題を継続的に解くことが大事。スタートアップと一緒ですね。
教材については中国語に限らず今はCEFRベースの教材に従っておけば間違いないと思う。レベルが6段階に階層化されており、必要事項が網羅されている。中国語で言えば一番近いのがHSK。
効率的な第二外国語学習に関する研究(SLA: Second-Language Acquisition)では「インプット仮説」の有用性が以前より立証されており、スピーキングやライティングなどのアウトプットよりリスニングやリーディングなどのインプットに時間をかけた方が効率がいい。細かい構文の説明受けるより敏腕ハッカーのコード例を見た方がわかることっであるでしょう?
よって今回はHSKの単語アプリで黙々とインプット重視で単語を覚えていくことにした。アプリはSPRIXのHSK単語トレーニング。
モチベーションの維持
英検なんかだと1級を取るために必要な語彙数は1万5千語くらいらしい。定義語が多くても100いかないであろうプログラミング言語と比べると圧倒的に脳内容量食う。これだけあると1日では絶対覚えきらないし毎日続けることが大事。
この点は本当に重要で、巷に出ている本だとシャドーイングとか有名な手法の方に注意してしまいがちだけど、本当に必要なのはパーソナライズされた動機の方。Webサイトで全体で人気の記事が必ずしもその人に最適なわけではないというか。
例えばカンフー好きな人がいて、ほとんどその映画に出ている単語がアチョーしかなかったとしても、毎日続けられたら長期的には効果が高い。単位時間あたりに覚えられる単語数より毎日続けられることの方が大事。
自分の場合、幸いにしてバーチャルYouTuberとアニメでモチベーションを半年保つことができたので以下はリソースの紹介。
直感×アルゴリズム♪
2017年8月から放送された日中共同制作の3Dアニメ。日中同時放送。録画パートと生放送パートに分かれていて、生放送パートではTwitterとWeiboを通じてインタラクションがある。
日本語しか話せないキリンと中国語しか話せないシーがいて、間にウサギキャラのBunny Pが通訳として入る形式。録画パートでは翻訳の字幕が出るが、生放送では当然ないのでBunny Pの通訳だのみ。
低予算なのかLIVEといいつつ録画だったり、最終回で急に実写パートが出てきたり割とカオス。
虚拟DD
中国のバーチャルYouTuber。didiは中国語で弟の意味。
中国語しか話せないのでセリフ自体は中国語、字幕は元々中国語で埋め込まれていたものに重ねてYouTubeの日本語字幕を表示できる。割と言いたい放題言っている。
初動画の公開日が2017年の12/31なので活動開始はごく最近。1年間で一定のフォロワー獲得することを目標にしている。
iQiyi(爱奇艺)
中国の動画サイト。アニメも扱っており多くはリージョンでプロテクトがかかっているが、一部は普通に見れる。日本でも放送された銀の墓守り、一人之下の中国版(というか本家)だったり、中国語製の中国語Onlyのアニメだったり。
基本、日本製アニメはダメで中国で作られたアニメが視聴対象。リージョンの判定ロジックが謎でひと月前には見られたものが見れなくなったりする。
作画枚数が日本製アニメより少ないのか、たまにカクカクするが、マスのパワーを考えれば5年後にはアニメといえば中国になってもおかしくない。
結果
アプリを5級までやりきった。
正直、直感×アルゴリズムが終わってから余韻でモチベーション保っていたが、途中でやる気が尽きてしまった。本当に来てよかったバーチャルYouTuberブーム。
Next Step
6級をやりたいところだがまだ開発完了していない、、、と思ったらなんと数日前にリリース!次のレベルが出るまでに4年かかるとは。語学アプリの開発やばい。