July Tech Festa 2017に行ってきました。
基調講演
タイトルからは分からないが中身はデータセンターのトポロジーとJupiter Networkの解説。GoogleもCX4採用によるケーブル地獄などの失敗をしている
最後のSNSで流せないまとめの話は面白かった。
〜ブロックチェーン実践入門〜 30秒で39億円集める「スマートコントラクト」の衝撃とその作り方
ブロックチェーンとEthereumのスマートコントラクトの解説。39億円集めたBasic Attention Tokenのコントラクトのコードは175行で実現されている。
サーバーサイドの費用がほとんどかからないという話が印象的だった。個人でも独自仮想通貨を簡単に始められるのかもしれない。
強化学習による 「Montezuma's Revenge」への挑戦
OpenAI Gymの最難関Montezuma's RevengeでA3C+に独自の工夫を入れ元の結果超え。工夫は主に実得点を得たときのみ、長い履歴を使って学習すること。発表者は面接を受けにOpenAIに行ったそう
(本当は難しいのだろうが)自分でもできそうという気になれた。試行錯誤の部分をもっと聞きたかった。
Prometheus入門から運用まで徹底解説
Prometheusの解説。Borgmanと同じ部分も多いが1プロセス1エクスポーターなど違う部分もある。PromQLを使い、SQLより簡潔に集計ができる他、AlertManagerにより通知をバッファできる。
実際に使おうとしてハマりそうなポイントがわかってよかった。
インフラエンジニアがConsulとStretcherをつかったデプロイ改善で開発効率の向上に貢献した話
Sansanのデプロイ改善事例。1サーバーに複数Railsアプリが同居する構成だとCodeDeployは遅くConsul+Capistranoだと高速。S3にビルド済ファイルを置くことでGithubへの依存性も減少
Railsアプリの1パターンとして参考になった。ただ、Capistrano2+複数Railsアプリでの事例なのでCapistrano3ならハマりどころは少ないのかもしれない。
Grafanaで作ってみた運用ダッシュボード
Grafanaはタイマー関数からデータソースを呼び、それをパネルに戻す構成。プラグインはデータソースとパネルそれぞれ分かれている。内部ではJSONを使用。
色んなサービスをよく研究されていた。プラグインの作り方をもっとガッツリ聞きたかった。
聞けなかったスライドたち