羊毛フェルトに入門してみた。
PUI PUI モルカーとは
PUI PUI モルカーはストップモーションの短尺アニメ。モルカーというモルモットと車が合体したキャラクターが主人公でモルカー 自体は羊毛フェルトで作られている。1話3分程度。
キャラクターの可愛さと話のシュールさとがあいまり一部界隈で空前のブームに。羊毛フェルトはやったことがなかったのでものは試しに作ってみたというのが本記事の趣旨。
乗るしかない、このビッグウェーブに
羊毛フェルトとは
毛を固めたものをフェルトといい、素材が羊毛なので羊毛フェルト。
お湯と石鹸で固める方法もあるが針を使ってワタ状のものを固める方法(ニードルフェルト)の方がメジャーでそちらを羊毛フェルトと言っていることが多い。
元が毛なためモコモコしたものを作るのに適しており、デフォルメされたキャラクターとリアルな動物を作る人の二派閥?がある模様。
必要なもの
キットに入っているもの
Amazonで買ったキットでだいたい揃います。使っていないものは省略
- カラー羊毛
何はともかくメイン素材。表現の幅が広がるのでたくさん色が入っているのがいいです。
- 台
グサグサ刺して固める台。机が傷つかないようにするのもあるが針が折れないようにするのもある
- 針
刺した方向の真反対に抜かないと折れやすいです
- 針刺し
グリップ
- 針刺し(マルチ)
ベースとなる部分は針一つだと途方もないので8針ついた道具を使うと8倍速
- 保護具
自分の手を刺さないように。メインターゲットが女性だと指が太くていまいちはまらない。。。
- 眼用のプラスチックパーツ
大きいのは入っていなかった
- 糸切りばさみ
個別で100円ショップで買ったもの
- 芯材
これ大事。
羊毛フェルトは針で刺す構造上極端に小さいものを作るのは難しいです。自分の手をさしてしまうので。
自然と握り拳小くらいのサイズは必要になるのでカラー毛を使ってしまうとベースだけで使いきってしまいます。芯材は白で作って覆うようにカラーで包むのが合理的。
声に出して読みたい日本語なのですがこの芯材で主流な商品名がニードルわたわたらしいです。自分は100円ショップのを使いましたがYouTubeの講座などで唐突に出てきて??となりました。みんなも叫ぼうニードルわたわた! ニードルわたわた!
- カラー糸
モルカーの口とかは糸で縫っています。裁縫力低いのでつらい
- 手芸用ボンド
目とか固定用
- 刺繍針
最近の針は上から差し込めるんですね
その他
- キッチンバサミ
サイズミスった時用
- 二つに折った段ボール
これ大事。
小さなパーツを作るのはこれなしだときついです。極力折れて厚みがあればなんでもいいのですが段ボール切って半分に折っている人が多いです。
小さな部品を作る時に段ボールのカスタネットで挟んでその中で造形すると指を刺さずにすむ。
作り方
- 毛をちぎって丸めます
- 針で刺して固めます
- 固めたものと固めたものを針でまた刺してくっつけます
- フェルトで表現できないところは糸で縫ったりパーツを刺したり
ね、簡単でしょ?(途中の写真撮り損ねた)
よいところ
3Dのものが作れる
アイロンビーズとかも頑張れば立体作っている人もいるのですが造形自由度で羊毛フェルトは勝ります。
多分こういった3Dで人形やフィギュアを作る際の対抗馬は粘土なんじゃないでしょうか。
粘土と比べると手ににおいがついたり汚れたりしないのはいい点だと思います。
もふもふ感
もふもふかわいい
悪いところ
針は刺すと痛い
当たり前ですが針は刺すと痛いです。
例えば子供にやらせるという観点だとアイロンビーズもアイロン使うので危ないといえば危ないのですが最後大人がやればいいので切り分けが簡単ですね。羊毛フェルトは針がメイン工程
剥がれやすい
結構もろいので構造部材には使えないです
サイズの見込みを外す
圧縮して形を作る構造上、どれだけの材料を投下すれば目的サイズになるかの予測しないといけないです。
所感
ものづくりでも手芸系は能力値低くて大変