SONG MAKERを触ってみたのでその紹介。
SONG MAKERとは
SONG MAKERはChrome Music Labに追加されたWeb上で動くDAW(Digital Audio Workstation)。CubaseやLogic Proの超簡易版がブラウザ上で動く。打ち込みの外、マイク入力もサポートしている。
おそらくはSketchRNNよろしくここでえたデータセットを元にMagentaプロジェクトで活用されると思われる。
仕様としては
- 小節数に制限あり
- 音階は固定
- 再生は頭からのみ
- 使える楽器はメロディー1つと打楽器1つのみ(計2楽器)
- MIDIのインポート/エクスポート機能なし。
- 長音が使えない。
となっており、かなりつらい。特に長音なしがつらい。せめてMIDIのインポート/エクスポート機能があれば選択肢も増える気がする。
楽器
使える楽器は以下。Stringsは一般的な弦音源のそれではなくどちらかというとピッチカートの音源。メロディー側にStringsやWoodwindがあるのに、打楽器側にティンパニーはなく、打楽器側にKitがあるのに、メロディー側にギターがないのはちょっとイマイチかなあ。
- メロディー
- Marimba
- Piano
- Strings
- Woodwind
- Synth
- 打楽器
- Blocks
- Kit
- Conga
- Electronic
作ったもの
試しに3つ曲を作ってみた。
おすすめの設定
デフォルトのままだとつらいのでSettingsをいじりましょう。こんな感じ。
- Length: 4bars
- Beats per bar: 4
- Split beats into: 4
- Scale: Major
- Start on: Low G (お好み)
- Range: 3octave
一番大事なのはRange。オクターブ少ないと手数が限られ、メロディーと伴奏が引けない。また、Start onをLowにしておくと中央ドがだいたい真ん中にきて安定する。余談だがアニソンだとG調が多いらしい。
コツ、個人的使い方
前述の通り長音が使えないので、コードをジャーンとやるとドドドドなって落ち着かない。コードパートはアルペジオにするのがよい。
StringsはよりWoodwindの方が連続でならしても違和感がなかった。Woodwindはどちらかというとずっとなっている楽器なので。
打楽器のBlocksは軽すぎるので全体的に浮いた。別のドラムにするかリズム側で低音を弾く方が好き。
所感
音楽的な制限が多くてこれを元に学習してもちょっとつらい気がしました。童謡の曲っぽくなりがちというか。