ブラックフライデーでソフトウェア音源を漁っていたら人工知能をうたう音源やサービスがポツポツでてきたのでまとめてみる。個人向けOnly。ここでAIとは広くソフトウェア全般をさします。
EQ、マスタリング、ミックス
作曲や編曲自体はやらず、最終工程のみをやるタイプ。
LANDR
自動マスタリングサービス。Webの画面に音声ファイルをドロップする形式。基本お任せなので細かい調整はできない。音圧爆上げくん
日本版LANDRといった趣だがメインは動画向け。他よりダイナミックレンジを維持したまま大きい音でマスタリングできると主張している。中の人がTechCrunch Tokyoで展示をやっていました。iZotope Neutron
自動ミックスツール。DAW上で音源の出力にさして使う。音声を再生して適切なEQカーブや音量に自動調整してくれる。
- Eventide EQuivocate
マスタリングプラグイン。音に合わせて調節するアダプティブ機能がある。
ほぼ自動系
重要なパラメーターを選のみ選んであとはお任せ。
Amper Music
ジャンル、曲調を選択して生成Logic Drummer
AppleのDAW, Logic Proの機能。ドラマー、使う楽器、ジャンルを選んでドラムを生成。Magenta Studio
GoogleのMangentaから出たプラグイン集。Generateだと4小節のフレーズを生成。Band-in-a-Box
ジャンルやテンポから自動作曲。WolframTones
ジャンルを選んで曲を生成。Music Maker
曲の雰囲気、楽器、長さを使って自動生成
半手動型
あれ程度の人力入力が必要なもの。
Orpheus
2006年からある自動作曲ソフト。歌詞から曲を自動作曲してくれる。Chordana Composer
2小節のメロディーから1曲分に拡張Orb Composer
作曲家のための自動作曲ソフト。単独で音を鳴らすことができずDAWとの連携必須。やろうと思えばコード進行や楽器まで細かく指定できるので他より粒度が細かい。
コード系
複数音の補助
- Music Memo
Appleが出しているiOSの録音アプリ。メロディーを歌うとコードを推定してくれる。ガレージバンドとの連携あり。
Melodyne
ポリフォニック音高推定。DAWに通常ついている音高推定機能だと単音のみしか対応していない。Melodyneを使うと複数音の音高を推定でき、かつ音高を変更することができる。この機能は自分が知る限りMelodyneのみが提供しており、市場を独占している。Studio Oneのコードトラック
上記のMelodyneとの連携を毎年強めているDAW。最新のver. 4ではコードの変更に伴いMIDIだけでなく音声のコードを自動変更する機能が搭載された。
- バンドプロデューサー
KAWAIのソフトウェア。コード検出、耳コピ支援。
歌声合成
ボコーダー
Vocaloid
YAMAHA製歌声合成エンジン。クリプトンの初音ミクとか有名ですね。UTAU
フリーで動く和製歌声合成ソフト。重音テトとか。SynthV
英語、日本語、韓国語、中国語対応の歌声音声ソフト。ニューラルネットワークとそうでない手法のハイブリッドで特許出願中とのこと。
- SharpKey
中国製歌声合成ソフト。
その他
- Sononym
機械学習を使ったサンプルブラウザ
Future Work
いくつかお布施をおさめたので一曲打ち込んでみたい。