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全エンジニアにGitHub Copilotを提供している企業一覧

GitHub Copilotは人権になるか

前口上

GitHub CopilotはGitHubの言葉を借りるならAI pair programmerです。Visual Studio Code、Visual Studio、Neovim、JetBrainsのIDE拡張として動き、コードの一部を書くことで残りを補完してくれます。

Twitterを開いたら#GitHubCopilot使えますのタグに全エンジニアにGitHub Copilotを提供している企業情報が流れてきたのでまとめておきます。

社名書かず弊社って言ってた人は適当にプロフィールから社名を抜いたので、つぶやき信用ベースで漏れや間違いは少しあるかもしれません。

全エンジニアにGitHub Copilotを提供している企業一覧

他見つけ次第GitHubに追加します。

github.com

GitHub Copilotのライセンスの違い

GitHub Copilotには二つのライセンスがあります。Copilot for Individualsが個人用でCopilot for BusinessがOrganization、Enterprise アカウント用です。

2023/04/13時点の価格は以下

  • Copilot for Individuals: 1 か月あたり $10、または 1 年あたり $100
  • Copilot for Business: 1 ユーザー、1 か月あたり $19

ここら辺は適宜仕様変わる部分ですが、IndividualsだとGitHubにコードを提供するかのチェックボックスがあり、Businessだと元からないようです。

GitHub Copilotは安全か

GitHub Copilotはpublicなコードから学習されていますが、GPL汚染のコードそのまま吐いてしまうこともあるようで、作者他が自分のコードがそのまま出力されたと集団訴訟が起きています。

使うにしても魔法が強すぎる部分はちゃんとバリデートした方がいいですかね。

一方でGitHubにコードを既にホストしている企業はある種もうソースコードという機密情報をGitHubに握られているので補完用にコードは渡すことへの抵抗感は少ないかもしれないですね。直近サムスンが機密情報を(おそらく学習データとして使われてしまう状態で)ChatGPTにリークしたという事件が起きていますが、元から命綱握られているGitHubと新たに渡すChatGPTだと違いがあるかなと。

外部協力者にGitHub Copilotは提供できるか

会社によっては外部協力者にもGitHub Copilotを提供しているケースもあるようなのですが、法的に少し危うい気もしています。

アジャイル開発の外部委託が偽装請負に当たるかは労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準(37号告示)関係疑義応答集で明文化されています。契約スキームにもよるのですが、ハの要件が

ハ 次のいずれかに該当するものであつて、単に肉体的な労働力を提供するものでないこと。
(1) 自己の責任と負担で準備し、調達する機械、設備若しくは器材(業務上必要な簡易な工具 を除く。)又は材料若しくは資材により、業務を処理すること。
(2) 自ら行う企画又は自己の有する専門的な技術若しくは経験に基づいて、業務を処理するこ と。

であるので、アジャイル開発の外部委託においては自己の責任と負担でGitHub Copilotは準備する必要があるのではないかが自分の見解ですが、法律の専門家ではないので各自業として行っている方に確認をとり判断するようにしてください。

セットアップの簡便さのために全社共通でCodespacesに統一しているなら蓋然性が高く、GitHub Copilot単体は少し低いかなと。実際JetBrains系のIDEを使っている外部委託者は自力で調達している気がします。RubyMineが一番安い3年目以降で年額¥18,137なので価格バランスとして許容範囲かと。

ただ、そもそも前述の訴訟の関係で使うかどうか尻込みしているケースもあるので、GitHub Copilotを使っていい判断が終わっているなら共有はした方がいいですね。

所感

Sublime Textがメインエディターの一つなのですがLSPかませば使えそう?ですかね。そろそろ腹を括ってVisual Studio Codeに全て移った方が良い気もしていますが。