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競プロ忘年会 in 東京 2017まとめ&感想 #kyopro

競プロ忘年会 in 東京 2017に参加しました。

PFNの今と未来 by @iwiwi & 奥田遼介

PaintsChainerやmake.girls.moe、Progressive Growing of GANsの紹介。PaintsChainerはコミケに出店し秋葉さんもスタッフをやる予定。

PaintsChainer、モデルの違いを把握していなかったが、たんぽぽ->さつき->かんなとなるについれ色が濃くなるんですね。確かに進化していて絵的にきれい。

AtCoderまわりの競技プログラミングの話 by @chokudai

AtCoderは2012年にでき今の情報オリンピック予選はAtCoderを使っている。昔の情報オリンピックは点数がすぐにはわからなかった。TopCoderは参加者が減少中だが、AtCoderはratedが1万人こえた。

オフレコの内容は期待。AtCoder、取り急ぎアカウントを作成した。

社会人になって気づいたこと by @kyuridenamida

学生から社会人になっての気づきTOP10とTOP3の紹介。

1クリック$10こえることがあるのは確かにすごいと思ってしまう。自分もIDEは苦手。

GREEN500でトップを取った話 by @tanakh

スパコンのベンチマークの比較と最適化の方針の解説。電圧を下げると半導体が計算を間違える。

名前が500なのにエントリー数9のものもあり闇感があった。科学計算Fortranのイメージがあったが、やっぱりサポートしたくないものなのか。

競技プログラミングとシリコンバレー by @ymatsux

ソフトウェアエンジニア視点でのアメリカ就職事情。メインはビザの解説。

自分も「エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢」は前に読んだ。確かによくまとまっていた気がする。学歴、社歴は国をまたぐと弱いというのはなかなか日本から出ないとわからないところ。

南カリフォルニア大学大学院に通っている話 by @katryo

社会人からCSでアメリカの院を受験した話。TOEFL iBT90点以上必要。推薦状は3通必要等。

アメリカは物価が高いイメージがあったが(5人住まいだが)家賃$699で東京の一人暮らし相当で住居が確保できるのは意外だった。期末試験の多さ、1学期に講義2つのみ等日本との違いがよくわかった。

2017年の将棋の話 by @nodchip & やねうらお

前半:将棋の大会の違いや雑巾絞り、エルモ絞りのアルゴリズムの解説。後半:やねうら王オープンソース化した経緯と後発ながらシェアをとった広報戦略の話。

前半:アナウンサーのような語り口で話がすっと頭に入ってきた。後半:おもしろおかしく話されていたが、例えば後発のスタートアップがシェアをとるのにも使えそう。課金の額がすごかった。

所感

KaggleのSantaコンペは競プロっぽいと聞いていたので知見を得ようと参加してみたが、競プロ自体の技法の発表はなかった。ただ、スパコンのベンチマークの話やコンピュータ将棋の話等ニッチな部分の話が聞けておもしろかった。

また、Twitterでよく見かける人の真の(仮の?)姿がおがめてよかった。