Microsoft Researchの論文を読んでみる
TLDR
Zennに「Microsoftいわく開発者はリモートワークで生産性は平均すると少し向上して通勤時間分も得 」を投稿しました
所感
開発組織の生産性の指標としてデプロイ頻度が上げられることがあります。プルリクエスト数はデプロイ頻度と強い相関のある指標です。
Microsoftという超大企業のデータを見る限り、プルリクエスト数はリモートワークによって変わらないか微増しており、開発チームの生産性は変わらないまたは改善したというのが短期での解釈だと思いました。
他部署との関わりが減るのはそうですがPMはむしろ生産性向上を感じているのでそこの解釈も難しいですね。そもそも他部署と関わることが多い方が売り上げが上がるのか。
組織をグループ化ですることでコミュニケーションパス数を最小化し組織生産性を高めたのが会社という仕組みではないのかと。技術者間で言えば定期的に共有会をした方が社内ライブラリーの充実化、車輪の再発明の防止には効くかもしれませんが。
日本のメガベンチャーと呼ばれる企業でも3000人程度の従業員数、スタンダード市場なら数百人、小規模上場なら100人満たないこともあります。18万人のマイクロソフトと比べるとそもそも他部署の数が言うほどないという事実はあります。
一方で人によって感じ方が違う、分散が高いのが調査結果ではあるので出社/リモートワーク強制でなく、差別なしの完全選択制にできると人材プールへのアクセスでは最強なのはそうかもしれません。
