あの会社がどの市場区分になるか調べてみる(2022/01/13時点)
東証の上場区分再編の概要
2022年4月から東京証券取引所の区分再編が行われます。いくつか効果はありますが、公式サイトによると役割の重複や廃止区分の緩さの是正などが理由のようです。
一部、二部、マザーズ、JASDAQとあったものがプライム、スタンダード、グロースの3つに分けられます。もともと1部の比率が高かったわけですがそこのバランスも論点ですね。
基準はいろいろあるのですが流通株式時価総額で言えば
- プライム: 100億円以上
- スタンダード: 10億円以上
- グロース: 5億円以上
となっています。
再編後の抜粋
全ては載せられないのですが、大体のイメージを掴むためにIT系の企業で有名どころをまとめてみました。
プライムかグロースかの二極化が進んでいて2部相当のスタンダード選ぶところは少ないですね。 freeeやBASEはもっと上を狙える程度に企業サイズは大きいですがプライムにはいかないようです。
メルカリは元々はグロースでしたがプライムに鞍替え予定。
一部(プライム)から抜けるIT企業
東証一部上場企業に勤めているというのが一つの箔になることがありますね。再編によりスタンダードになると一番上の区分で無くなってしまうので調べてみました。IT企業かの判断と分類はかなり適当です。
C向けサービス
- 株式会社サイネックス
- 株式会社イーブックイニシアティブジャパン
- クックパッド株式会社
- 株式会社ザッパラス
- ファーストロジック
- 株式会社デザインワン・ジャパン
- 株式会社ネットマーケティング
- 株式会社GameWith
ゲーム
- 株式会社enish
- 株式会社オルトプラス
- 日本エンタープライズ株式会社
B向け、システム開発
- 株式会社ショーケース
- エンカレッジ・テクノロジ株式会社
- 株式会社ヴィンクス
- 株式会社システムインテグレータ
- サイバーコム株式会社
- パイプドHD株式会社
- アイビーシー株式会社
- 株式会社エイトレッド
- サイバネットシステム株式会社
- 株式会社EduLab
- 東海ソフト株式会社
- 株式会社ヴィッツ
- 日本オラクル株式会社
- 株式会社トーセ
- 株式会社エックスネット
C向けはイメージしやすいですね。CookpadはRailsモノリスで有名で、 ebookjapanは電子書籍を買ったことがあります。enish製のソシャゲの攻略方法をGameWithで調べたこともあるかもしれません。
一方B向け、特に受託の会社などはぱっとイメージが湧きづらいです。一番有名なのは日本オラクルでしょうか。
所感
インサイダー規制は主に個別株メインでETFについてはあんまり議論されていない気がします。
一時期メルカリがマザーズの時価総額の10%程度あるタイミングがありました。自分ならやらないですが一つの大企業がとある市場区分で居座っているとインサイダー情報を元にETFを買えば額は少ないものの儲かる気もしています。