ノーコードで作るベンチャーキャピタル一覧アプリ
とりあえずデモ
VCDBとは
去年の頭に日本のベンチャーキャピタルのファンドサイズを調べたが、調べるのにいっぱいいっぱいで、可視化はHTMLのテーブルで終わってしまった。
ノーコードブームのおかげで、Google Spreadsheetをくわせるだけで簡単にPWAアプリくらいなら作れるようになってみたのでv2.0としてGlideでアプリ化してみたというのが今回の趣旨。
Glideとは
Glideはノーコードでのアプリ作成ツール。
アプリといってもストアにだすネイティブではなく、モバイルWeb前提。スマホのホームに登録できるので一応ネイティブライクには動く。
他のノーコード系のBubbleなどでは、カスタマイズ可能な領域が多い分、設定しなくてはいけないことが多いが、Glideは仕様を割り切っている分、MVPに達するのは楽。
ノーコード系のツールはGoogle SheetsをDBとして利用することが多いが、Google Sheets APIはv4への移行を予定しており、v3で使えたfilter機能が無くなる見込み。Glideは内部的にGoogle Sheets <=> Glide 内部DB <=> Glideアプリという構造をとっているようで、Google Sheets APIへの依存度は他のノーコード系のツールよりは低そう。
工夫したこと
- データ構造、UIコンセプト
ベンチャーキャピタルは複数のファンドを持っており、1ファンドは複数VCで運営していることもあるのでmany-to-manyの構造。
ただ、仮に自分がCEOで資金調達したい場合、ファンド云々より誰に会いに行けばいいのかを知りたいので、vcという1テーブルに付属情報も全て入れている。
Herokuなどでもそうだが、Glideも行数でプランの制限を受けるので、下手に正規化するよりも1テーブルに詰め込んだ方が金銭面でもメリットがある
- アイコン
シード、アーリー、ミドル、レイターのアイコンは口頭伝聞、手紙、電話、スマホとテクノロジーの進化順に対応しています。当初は強そうな動物順にしようかと思いましたが、動物アイコンはProプランしか提供してない模様
- 株式会社
Glideのデフォルトで画像なしのリストアイコンは頭の文字になるみたいです。
CVCとか前株の会社で株式会社xxxだと株、株、株となってみにくいので敬称略?にしました。
- 独自スコアの定義
うちはアーリーからやります、レイターもやりますというプレスをみてもVCによって全然額が違うみたいです。また、投資額までプレスに書いていないことも。
独断と偏見で情報がないものについては、ファンド額の1/20が最大投資額、フェーズについては
- 1億以下: seed
- 5億以下: early
- 20億以下: middle
としています。
所感
日本ベンチャーキャピタル協会のリストを基点に、プレスあるVCを追加しましたが、もれが多そうです。他にもあれば教えてください。