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2024年に1日1冊読んだ中でよかった本トップ10(技術書以外)

技術書以外の書評をば。

2024年は技術書以外も読みました

2024年に読んだ技術書まとめは書いたので技術書以外でもまとめておきます。

10. 部分矯正とマウスピース矯正の魅力

コロナの5類移行から1年経ったので少し外に出るようになり、20代の頃と比べると年収上がった割に生活レベルを上げていなかったので見た目に投資することにしました。

歯の詰め物のセラミック化やヒゲ脱毛は元からやっていたんですが、男性専用の美容院に行ったり歯のホワイトニングをはじめ、服の価格帯を上げてとやっていくと遺伝的限界の範囲でやれることが埋まっていきます。

整形とかは歯止めが効かなくなるのでやる気がさらさらないんですが、歯の矯正くらいならやってもいいかもなと思い購入。ちょっと出っ歯を治すくらいの部分矯正でどういうケースならここまでいけるみたいなのがまとまっていてよかったです。

9. 韓国の絶望 日本の希望

今年は戒厳令だったり韓国周りのニュースも多かったですね。韓国というと日本より少子化がやばいという話がありどういったところがつらみポイントなのかまとまっている本を読みました。

ずっと勘違いしていたんですがファビョる、火病は怒り狂う病気じゃなくて抑圧し過ぎたことによって心身が不調になるむしろ真逆の病気なことに気づきました。怒り狂うのはどちらかというと憤怒調節障害、間欠性爆発性障害。

東京のマンション価格がやばいという話がありますが、首都圏集中でいえば日本の28%に対し韓国は50.3%と圧倒的、異性嫌悪の話など日本が悪い方に進んだルートで社会がどうなるかがわかる気がします。

何年分の年収で家が買えるかの比率PIRだと東京は12.4でソウルは27.7で生きづらさは感じます。

8. 男はなぜ孤独死するのか

「本当の弱者は救いたい形をしていない」とは言い得て妙で公的セーフネットでは女子供は救ってくれるけど弱者男性は救ってくれない(弱い)という話があります。

男性は往々にして、幼少期の制度化された環境の中であたりまえに作り出せる友情から、成人期に獲得する、努力の結晶である友情への重要な移行に失敗している。

という一説もあり、出不精な性格なので該当するポイントもあります。

韓国男性は兵役中に美容を学ぶという話もあるようで女子会ならぬ男子会文化とかもっと普及しないかなと思う時もあります。

類書の男の孤独死も読んだので出典どっちだったかが曖昧ですが、女友達の数と孤独死しないかには相関があるそうです。韓国ドラマをみていて気づいたんですが、未婚率の高い韓国では共学でも男の子クラスと女の子クラスが分かれているそうです。

日本の学校でもハリーポッター的世界より男女のグループがきっかり分かれている印象もあり、未婚率を減らしたり孤独死を減らすためには友達を同性に限定しない風潮を許容することももしかすると大事なのかもしれないです。

7. ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う

老後は2000万円必要という意見があったと思えば3000万円に変わっていたり、iDeCo改悪という話だったり、老後の見込みはまだたっていません。

2020年時点でも70歳男性の就業率は45.7%、平均年間給与所得は70歳以降は282.3万円、70歳時点で年収700万円以上の人は就業者のなかで5.2%などなどデータが多く、客観的に解像度上げられるのがよかったです。

6. 20社のV字回復でわかる「危機の乗り越え方」図鑑

新卒で就職した企業が一度経営危機に陥り、リバイバルした経験のあった企業グループだったこともあり企業再生の本は結構好きです。

この本もV字回復の事例についてよくまとまっておりよかったです。Xのビジネスクラスターで社史がまとまったサイトが話題になったのですが、筆者はそのサイトの管理人のようです。

5. なぜ倒産 令和・粉飾編 ― 破綻18社に学ぶ失敗の法則

今年は4月に帝国データバンク史料館の倒産60年史の展示を観にうかがいました。

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技術分野でも失敗工学とありますが、失敗のケーススタディーから学べることはあり、経営分野の失敗工学として帝国データバンクが出しているなぜ倒産を読みました。

このシリーズは他にも本があるので合わせて読みたいです。

4. 得する株をさがせ! 会社四季報公式ガイドブック

今年は四季報写経なるものに挑戦しました。

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会計基準でマークが違うとか、取説みないとわからない部分もあるのでドキュメント読むのは大事ですね。

自分が読んでから改訂版が出たようなので今読むならそっちかもしれません。。。

四季報の発行元の東洋経済が出している週刊東洋経済 2024年2/24特大号もうけの仕組みもビジネスモデルがまとまっていてよかったです。

3. マンガ 経営戦略全史

経営に関して時代ごとに理論を提唱した人の主張を漫画とともに学べる本。

ドラッカーのマネジメントとかは読んでいたものの、他に穴はあったのでマンガベースで網羅的に読めてよかったです。

2. 源氏物語の女君たち

今年は大河ドラマ「光る君へ」への影響で紫式部関係のフェアがやっていました。

コードギアスで学ぶ源氏物語という謎まとめを作成しましたが、知見を深めるために役に立ったのがこの本。メインの女性にフォーカスしていてわかりやすかったです。

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源君物語というR18?の源氏物語をモチーフにした成年漫画があるのですが、それと合わせて読んでいたら記憶には定着しました。

1. Investment Banking 投資銀行業務の実践ガイド

去年読んだ会社売却とバイアウト実務のすべてもかなりよかったのですが、今年読んだInvestment Banking 投資銀行業務の実践ガイドもファイナンス周りの実務を行う上でのチュートリアルとしてかなり細かく書かれておりいい本でした。

今年Investment Banking Workbook 投資銀行業務の演習問題集も出版されたようですね。米国ベースで書かれているので日本だと違う部分はあるかもしれないですが再現性のある強くなる方法が書かれている本は他にあまりなかったのでよかったです。

所感

以上です。良い年越しを。