algonote

There's More Than One Way To Do It

ましろのおとではじめる簡易三味線(しゃみせんBOX)

アニメで三味線に入門してみる

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ましろのおとについて

ましろのおとという津軽三味線をテーマにしたマンガがあり、2021年4月から3ヶ月間アニメが放送されていました。

アニメに連動してTwitterに三味線講座も上がっています。 togetter.com

アニメに感化されしゃみせんBOXという簡易三味線を買って遊んだのでそのメモです。

まずは演奏でも

下手なりに弾いたのでまずは動画でも。本当はバチで弾くんですがなんちゃってでピックで弾いています。

www.youtube.com

本物も欲しくはあるのですが、値段がそれなりにするのでしゃみせんBOXという簡易三味線でまずは気分を味わっています。ふるさと納税でも買えます。

shami1000rakuya.com

このメーカーは商品開発に積極的でもっと紙の三味線も作っているのですが、それよりは本物に近いです。エレキ三味線なんてものもあります。

三味線の楽器の特性

楽器としての特性を上げると

  • 弦は3本
  • フレットがない
  • 一の糸のみにさわりというびびり音を意図的に発生させる機構がある
  • 棹を3つに分解できる
  • 3つのチューニングがある

あたりが大事なところでしょうか。

歌舞伎でも使われたり、太鼓の次にポピュラーな和楽器な気がします。

弦は3本

三味線の弦は3本です。ギターの弦は基本6本なので半分ですね。

同じような3本の楽器でいうと沖縄の三線(さんしん)もあるのですが、三味線の方が長いのと材質も違います。三味線の腹は真っ白で三線の腹は蛇柄。

弦の数もそうなのですが、棹の細さが目立ちます。ギターで弦間引いた分より細い。女性でも弾きやすいように思います。

弦の数が少ない分横方向で音程を表現しないといけないので移動は多い印象です。なくても弾けはするのですが指すりという補助具を使うと楽に弾けます。

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写真は無地ですが富士山だったり、炭○郎の模様だったり、色んな種類があります。

フレットがない

フレットがないです。エレキベースでもフレットのないものもありますね。チューニングにコツがいります。

簡易三味線だと特になのですが、短い分ギターと比べるとチューニングが狂いやすい気がします。ウクレレなんかでもそうなのでしょうが。筐体長さはバイオリンとそんなに変わらない気がするのに一捻りでの移動量が大きい気がしました。

ただ、合わせた後は簡易三味線だと横方向にシールがついていて、一目で音程の位置がわかるのでギターとそこまでは変わらないです。

一の糸のみにさわりというびびり音を意図的に発生させる機構がある

さわりは三味線ユニークな機構ですね。ギターだとカポを使ってベースの音をずらしますが、ギター用のカポを使うとさわりが死んでしまいます。

ビブラートが自動で入るのが風情。一応、三味線用のカポも売っているようです。

棹を3つに分解できる

しゃみせんBOXだとできないのですが本物の三味線だと棹を3つに分解できます。ましろのおとでも組み立てていましたね。

ただ、弦を張ったまま分解するのは難しいです。時代劇で仕込み三味線が出てくることがあるのですが、舞台でやられた方の話だと糸切バサミで切って対応したとのことでした。言うほど簡単には標的をほふれない。

3つのチューニングがある

主に

  • 本調子
  • 二上り
  • 三下り

の3つのチューニングがあります。それぞれド基準に言えば

  • ド ファ ド
  • ド ソ ド
  • ド ファ ラ#

2あがりだとパワーコードなので5線譜からの変換が楽ですね。

3本フル活用というより1,2か2,3の二本ずつがペアで見ている人もいて、曲の音程の中央値をできるだけオープンに近づけるための本調子と二上がりという解釈もあるようです。ドソとファドは同じ5度。

所感

ましろのおとのじょんがら節や唄の部分は圧倒される部分があります。かっこいいんですが、簡易三味線でバチをガンガン振ると壊れてしまいそうでそこはびくついて試せていない部分ですね。

教科書やYouTubeを見て独学していましたが種類も少ないのでそこも難しいところだと思いました。

しゃみせんBOXとは別なんですがDMM通販でましろのおととのコラボ三味線が発売されたみたいです

www.dmm.com

[note投稿] 2021年に買ってよかったものベスト10

一年で課金したものの振り返り

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今年買ってよかったもの、買ったが上手く使えなかったもの

noteに今年買ってよかったものを書きました

note.com

11位は地味にネオジウム磁石な気がします。

今年は工作の年でドライバーを使うことも多かったのですが、ドライバーに貼っておくと磁性が戻ってまわす時便利でした。

逆に上手くいかなかったのは立って仕事をするための、机の上におく高さ増し用の机です。

スタンディングデスクを独立で置くほど部屋が広くないのでいいかと思ったのですが、2画面使っているとケーブルまわりの取り回しが大変で自分にはあっていませんでした。

ディスプレイによってはソフト的に画面分割できるものもあるみたいなんですよね。次スタンディングデスクにチャレンジするときは大きめのディスプレイで電源の取り回しがシンプルなやつにしようと思っています。

音楽制作を助けるソフトウェア・ハードウェアツール一覧(2021)

3年で得られた知見を追加

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前口上

以前音楽制作を助けるAIツール一覧についてまとめてはや3年。

そこから技術の変化で新しいツールが出たり、バージョンが上がってできることが増えたり、試しに触ってみたりで知見を得たので整理のためにまとめていきます。

ノイズ除去、音声編集、音源分離

元Hit’n’Mix Infinityだがモデルの入れ替えに近くロジックは別ソフト。インストは捨ててバンドサウンドに特化

使用ライブラリーを見る限り内部的に一度声だけ分離した後にインストを分離している気がする。名称変更に伴い分類クラスも変わった。

  • Spleeter

オープンソース音源分離

打ち込み、入力補助

Melodyneとの連携を毎年強めているDAW。ver. 4でコードの変更に伴いMIDIだけでなく音声のコードを自動変更する機能が搭載された。

ボタン式アコーディオン、クロマトーン、バンドネオンの自作MIDIキーボード。打鍵の強さで音量は変えられない。右側だけのgiabaLEnaiなど亜種がある。

ボタン式アコーディオンはキーを変えても手の形が一緒でキーボードとギターの中間の仕組み。

ja.algonote.com

弦のようなビブラートもできるキーボード。鍵盤でチョーキングできるのは魅力的だが肝心の鍵盤の打鍵感がキーボードと比べて少ない気がする。

運営のRoliは破産の危機から別ブランドの初心者用ピアノで再起中。

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  • AKAI EWI USB

笛型デバイス、ストリングスにも使える

  • Roland Aerophone

EWIの競合

EQ、マスタリング、ミックス

作曲や編曲自体はやらず、最終工程のみをやるタイプ。

自動マスタリングサービス。Webの画面に音声ファイルをドロップする形式。基本お任せなので細かい調整はできない。

日本版LANDRといった趣だがメインは動画向け。他よりダイナミックレンジを維持したまま大きい音でマスタリングできると主張している。

2021/03にアルゴリズム部分がオープンソース化された github.com

自動ミックスツール。DAW上で音源の出力にさして使う。音声を再生して適切なEQカーブや音量に自動調整してくれる。

マスタリングプラグイン。音に合わせて調節するアダプティブ機能がある。

ほぼ自動曲生成

重要なパラメーターを選のみ選んであとはお任せ。

ジャンル、曲調を選択して生成

GoogleのMangentaから出たプラグイン集。Generateだと4小節のフレーズを生成。

2021/07に本が出た。

ジャンルやテンポから自動作曲。

メロディーからの自動バッキングや歌声合成機能もある

www.youtube.com

  • WolframTones
    ジャンルを選んで曲を生成。

  • Music Maker
    曲の雰囲気、楽器、長さを使って自動生成

  • Amadeus Code

半手動曲生成

あれ程度の人力入力が必要なもの。

2006年からある自動作曲ソフト。歌詞から曲を自動作曲してくれる。

2小節のメロディーから1曲分に拡張. iOSアプリ

2019/11に試した限りではマイク入力のメロディ採譜が全くあわなかった。

作曲家のための自動作曲ソフト。やろうと思えばコード進行や楽器まで細かく指定できるので他より粒度が細かい。

Orb Composer v1.5でメロディーにMIDIをimportできるようになったのと単独で音を鳴らすことができずDAWとの連携必須だったのが単独演奏可能になった。

MIDI importはモチーフとしてのimportで元midiから勝手にふくらませてしまうのでハンドリングが難しい。Chordana Composerに挙動が近い

www.youtube.com

  • Flow Machines

Sony CSLが開発。制限のあるモバイル版のみが公開されている。

歌声合成

YAMAHA製歌声合成エンジン。クリプトンの初音ミクとか有名ですね。

フリーで動く和製歌声合成ソフト。重音テトとか。

英語、日本語、韓国語、中国語対応の歌声音声ソフト。ニューラルネットワークとそうでない手法のハイブリッドで特許出願中とのこと。

以前はデモだけだったが2020年7月に発売開始。Web版もあるが保存ができない

個人開発の歌声合成ソフト。東北きりたんの声のAIきりたんが有名。今は声質が増えている。

2020/07に試した限りでは5度以上の音程で音痴気味だったが今は改善されているかもしれない。

  • DeepVocal
    中国製歌声合成ソフト。SharpKeyの後継

  • XStudio

中国語の音声合成ソフト。Microsoftの技術を使用。エクスポートするのに中国の電話番号が必要。

漢字そのまま入力可能。しゃくりやビブラートは鉛筆で書く。

スクリプト

プログラムで音色を制御できるもの

  • Logic Pro Scripter MIDI plug-in

  • KSP

KONTAKT PLAYERで使えるスクリプト言語

  • Blue Cat's Plug'n Script

  • Scripts for Synthesizer V Studio Pro

Lua, JavaScript

楽曲検索

  • Shazam

2018年にAppleが買収。どちらかというと原曲のままが得意

  • SoundHound

どちらかと言うと鼻歌検索が得意

ギター系

  • Line 6 Variax Standard

エレキギターはざっくりフェンダー系とレスポール系に分かれて音色が違う。フェンダー系でもSSHのギター、レスポールでもProBucker仕様のものを使うことでコイルタップでどちらのサウンドも鳴らすことができるが完璧ではない

Variaxは電子的に制御することで音色を切り替えることができ、1台で色々なギターの音色を再現できる

ギター風コード打ち込み補助ツール

YAMAHAがずっと前に発売していた光るギター(現在は生産停止). InstaChordよりフレットは多い。

右手でジャカジャカしなくても左手置いただけでmidiが入るので使い方を選ぶかもしれない。ギターのボイシングをキーボードに変換しなくても良いのは丸。バレーコードは弦より抑えるのが難しい気がする。

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ドラム

  • Logic Drummer
    AppleのDAW, Logic Proの機能。ドラマー、使う楽器、ジャンルを選んでドラムを生成。

  • iMaschine2

ドラムは家に置くには大きいですし、騒音問題も他の楽器よりシビアですね。指ドラムならその問題も大方解消

『DTMerのためのフィンガードラム入門』がよくまとまっていました。

  • ドラムパッド

よりドラム感が欲しい場合はドラムパッドの方がリアルに近づく

ボイスチェンジャー

男性が女性の声を出したり、女性が男声を出すツール。完璧ではない

  • Voidol

  • ROLAND VT-4 ボイストランスフォーマー

  • TC Helicon C1他

耳コピ

  • Yamaha クラビノーバ Smart Pianist

ピアノ限定

ポリフォニック音高推定。DAWに通常ついている音高推定機能だと単音のみしか対応していない。Melodyneを使うと複数音の音高を推定でき、かつ音高を変更することができる。この機能は自分が知る限りMelodyneのみが提供しており、市場を独占している。

  • DECODA

音声ファイルからコード推定。

v1.1からChordProというPerlのライブラリーの形式に出力できるようになった

KAWAIのソフトウェア。音声のコードを検出。コード分割度合など細かく設定できるのが良い

タブ譜も表示され 自動スクロールで譜面代わりにもなる。

midiメロディーからコード生成可能だがnanoKEY2と相性悪かった。音声からも仕様上は可能だが音声 to midiの精度がLogic Flex Pitchより低い模様。

その他

機械学習を使ったサンプルブラウザ

メロディがコードのルートに対してどのくらいの度数離れているかを表示

  • YAMAHA アビテックス

防音室

サービス終了したもの

  • Music Memo
    Appleが出していたiOSの録音アプリ。メロディーを歌うとコードを推定してくれてよく使っていたが終わってしまった

所感

ドラマシリコンバレーで主人公がVCに音楽関係のサービスをピッチしたところ私は使わないと一蹴されています。しばしば忘れがちですが音楽を制作する人は世界で見れば一握りで、少ない人に対するビジネスをより総数の多いビジネスと同列で扱うと失敗しやすいのはそうでしょう。

一方で、初音ミクが失敗だったかと聞かれてそうだという人はいないですね。creative.aiだけでビジネスをするのはそれなりにハードではありますが、キャラクタービジネスに紐づければ大きく成功した例もあるわけです。

日本は楽器メーカーが多く楽器演奏者、音楽制作人口が世界平均より多い印象があります。日本初で世界的に使われるサービスは少ないですが、ゲーム系はうまくやっている部分はありますし音声関係は地の利がある気がしています。

K-POPは比較的自国外でうまく立ち回れている感じがしますがJ-POPはまだ弱い気がしますね。例えば仮に日本初のAIのツールが普及することで世界のミュージックチャートの上位を日本勢が占めるとかそういう世界があっても面白いと思う今日この頃です。

2020年に読んだ本、個人的トップ5

振り返りの続きです。毎年恒例ですが1年で読んだ本の中からよかった本を紹介します。

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実践CVC

独立した投資組織でなく事業会社から派生したCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を実施する際の進め方のハウツー本。

日米共にCVCの投資は増加傾向。ミドル、レイターは独立系よりバリュエーション高い。戦略リターンと財務リターンの両方が大事で本体から文句言われないために投資基準をちゃんと作ってポートフォリオを構築するべし


イスラエルは女性も兵役あるんですね。

戦争は嫌ですがよく日本の大学の研究費が少ないと言われる要因が仮に自衛隊のスコープが狭いことに起因して他国比で軍用の研究費がまわってこないのだとしたら構造的に面白いとは思いました。地政学的優位性はマクロで研究費の縮小につながる説

成長と承継のための PEファンド活用の教科書

投資する組織としては主にベンチャーキャピタルよりレイターよりを担当するPEファンドの解説本。

PEファンドは1回の投資額が大きく、過半数以上を取得するためVC比でハンズオンスタイルになる。LBOローンを活用してレバレッジをきかせるために取得企業をラップしたSpecial Purpose Companyを使うことが通例。


マネジメントはSQL並みに枯れた汎用スキルですがファイナンスは法改正があるのでキャッチアップしないといけないのはWeb技術と変わらないですね。血を血で洗う必要のないやさしい世界に行きたい!

コミPo!で入門! マンガの描き方

3Dモデルでマンガを作れるコミPo!の解説本のはずだが吹き出しや漫符などの操作だけでなくネームやコマ割りの作り方についても一通りまとまっている。

マンガを描くというとどうしても顔や手をまず描けるようになって... と絵の勉強から始まるのが通例だが、仮にマンガ制作が将来複数人で作業工程で分けられるゲーム開発の様なものに近づくならそのディレクターが読むに値する本。俯瞰して見れる


直近VRMでマンガ制作に挑戦しており(別途記事書きます)、もっと誰もがマンガをカジュアルに描く世界があってもいいと思いますね。

algonote.booth.pm

UNITYで神になる本。

UNITYでのゲーム開発本...のはずだが旧約聖書風にゲーム開発を天地創造になぞらえて大地を作り空を作りとあたかも自分が神になった風に世界を創造できる本。

割と宗教寛容度が高い日本だから許されそうだが国によっては訳書がBANされそうな雰囲気はある。自分の手元にある版では廃止されたJavaScriptベースだったが2021年にC#版の「Unity C#で神になる本」が出る模様。

東方Projectの楽曲と音楽理論の考察Ⅰ 旋律編

www.melonbooks.co.jp

弾幕シューティングで有名な東方の音楽のアナリーゼ。200ページもあって大作。

この本だけでなく計3冊発行されている。東方以外のパートも半分くらいで下手な音楽の教科書よりまとまっている。


ギターやピアノ、アコーディオンもどきも楽しんだので2021年は作曲をもっとやりたいです。

所感

技術書も結構読んだんですが琴線に触れるのはキワモノ?が多いですね。2021年もたくさん本を読んで前人未到の高みに到達したいです。

github.com

giabalanaiで楽しむゆるふわボタン式アコーディオン

ゆるふわ(組み立て作業が簡単とは言っていない)

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TLDR

動画にしたのでこちらをご覧ください。 www.youtube.com

はまったこと

Togetterにまとめています

togetter.com

所感

以前組んだNafudaからの進化でいえばハードル高めでした。

自分で選択できる部分があったので自作キーボード力が上がった気がします。ヴァイオレット・エヴァーガーデンの映画観にいったのでテルシス語のタイプライターとか作ってみたい。

社会人がギター弾き語りを一年習った感想

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前回の続き. 半年での差分

ja.algonote.com

前口上

ギター教室に通って一年が経ちました。前回半年での定点観測でブログを書いたので今回は1年での定点

TLDR

ギターの練習は半分に抑えて半分はボーカルの練習をしてました

www.youtube.com

10ヶ月目の演奏動画。あいほーってなってる

やったこと

引き続き1対1のギター教室に週1で半年通いました。

バンド譜のギターパートを引き続き弾いていたら歌もやろうぜと先生に言われたのでちゃんと?弾き語りに転換。ギター教室で発声練習が始まり何を習いに行っているのか少し迷子。

ギターでもピアノでも弾き語りは

  • 楽器を弾く
  • 歌を歌う
  • 歌詞/コード進行を覚える or 楽譜を読む/譜めくり

を同時にする必要がある。

右手+左手+喉/腹+目+脳x2フル稼働(+足) と中々のマルチタスク

優秀なパフォーマーはプラスで

  • コスプレ/衣装がえ
  • 合間の煽り
  • MC
  • 声真似
  • 作曲/編曲

をやっている人もおり、もうお腹いっぱいです

学び、よかったこと

  • 速度コントロールのできる再生アプリ

年々曲のBPMは上がってきており、曲と合わせて練習しようとするととても速い。再生速度をコントロールできるアプリを持っていると自分のペースに合わせられるのでよかった。

基本CDなどからインポートした音源が対象で、Apple Musicなど一定のDRMがかかっているものだと変更できないことが多いがPerfect Tempoはそれができるのでおすすめ。

Perfect Tempo

Perfect Tempo

  • Open Planet Software
  • Music
  • $4.99
apps.apple.com

  • 歌うときのコツ

作曲する際サビの頭は母音が"あ"だと高音が出やすい。残念ながら世の中の曲はそうなっていないこともあり、高音を出す際は他の母音でも普段よりも"あ"よりの口の形でもそれっぽくは聞こえツラミが薄れる。

アコギでは足を組んでギターを乗せる都合上、猫背になりがちだが、背筋をまっすぐさせるのは大事(当たり前)。

  • 人気の曲には理由がある

アニソンメインでやってましたが、楽譜不足などもあり途中から普通の?JPOPメインに切り替えました。人気な曲はWeb上でアナリーゼをしているものがあったり、リスナー母数の多さはそういう意味では利点。

同じメディアだけがインプットだといざ曲を作ると〇〇のパクリになりがちではあるのでそこは良かったかも知れない。漫画家がアイディアを得るのに漫画以外の映画の視聴や人生経験が活きてくる感じ。

できなかったこと、向いていないと思ったこと

  • 耳コピ

JPOPは楽譜が豊富。楽譜のない曲での譜面起こし能力は育たなかった。MelodyneやHit’n’Mix Infinity使いますかね

  • 録音

ギター教室はあくまで楽器の弾き方を習うところ。素人が楽器を続けるモチベーションの一つとして動画投稿があり、そこらへんは我流のまま。いまだに模索中。

  • 単音の旋律

間奏での唸るようなソロギターは今だに出来ず。かっこいいと思う反面、単旋律なら打ち込みでもある程度再現できる気がするのでモチベが上がらない。単純に目指す方向性の違いかも知れない。

所感

世の中密を避けるためにライブは中止、カラオケもリスクがあるので行くなと音楽を楽しむ難易度爆上がりですね。

割とアナログだったギター教室もSkypeでオンライン教室始まったので折り合いをつけていきたい

Future Work

  • エレキギターの奏法
  • ウクレレ
  • ピアノ弾き語り
  • 作曲

2019年に読んだ本、個人的トップ6

2019年もたくさん本を読みました。その中から印象に残った本、雑誌を紹介。いつもなら5冊だが削れなかった...

まんがで読破

まとめ記事

イーストプレスから出ている小説他のマンガ化シリーズ。前半の可処分読書時間はほぼこのシリーズにもっていかれた気がする。短時間で要約が読めてコスパが高い。

阿Q正伝は日中バイリンガルVtuberのみーりんが朗読もやっておりそちらもおすすめ。

主線なしイラストの描き方

まとめ記事

ノスタルジーも感じる独特の雰囲気の主線なしイラストの解説書。この本を読んでスーパーシロの絵を描いて景品ももらえました。

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今年はアプリやWebサービスのロゴやseed画像を作ったり、イラストを書いたりしてデザイン系スキルを上げた年だった。今までこういう作業はIllustratorを使っていたがクリスタ on iPadとSketchに移行。Figmaも結構いいと噂を聞くので来年は使ってみたい。

Kaggleで勝つデータ分析の技術

まとめ記事(英語)

Kaggle Master/Grand Masterによるテーブルデータコンペの解説書。

データ分析コンペにおける目標を最適化するためのロスの設計から特徴量の作り方、最後のひと押しのアンサンブルまで一通りまとまっている良書。

最近Kaggleに参加できていないので冬休みにまたやりますかね。

聴く中国語

中国語学習者向けの雑誌。中国のIT企業のニュースも多くカバーしており、純粋に読み物としても面白い。

今年は中国語に投資した年だった。アプリも作ったし、週一でオンライン中国語をやって最終的にHSK4級合格。残念ながらHSKKは落ちたがめげずにHSK5級を受けたい。

全曲セーハなし コード3つから弾けるはじめの1曲! アニソンベスト100

いわゆるセーハなしで弾けるギター楽譜集。挫折しやすいFのコードだが、ルートを捨てて慣れてから練習するとモチベーションを保ちやすい。

今年は5月くらいからギターをはじめて、基本コードや指弾き、エレキギターの奏法を覚えたり音楽を楽しんだ年だった。ある程度奏法はわかってきたので来年は打ち込みで1曲丸ごとコピーとかもしていきたい。

デアゴスティーニ The Magic

メイガス師匠によるマジックの通信講座。DVD付きでクロースアップ・マジックについて学べる。

トランプやスポンジ、スカーフなど毎号付録がついてきてお手軽。一見不思議に見える現象にももちろんタネがあるわけで仕組みがわかると面白い。個人的にマジックバーにも行ったりして、マジックを楽しんだ年だった。

所感

本雑誌103冊にマンガで読破139冊. 本だけなら去年とトントンくらいですかね。

今年は社会人になってから1番自由度高く動けた年だった。マンガ大量に読んで絵描いてギター弾いて中国語の資格取ってマジック覚えながらスタートアップの資本政策と法務、トレカの論文まとめつつiOS/Androidアプリ出してスマートスピーカースキル作ったり。カオス

仕事では技術顧問の案件が増え、エンジニアマネジャー/CTO力が上がった年だった。来年もテクノロジーを楽しんでいきたい。

読んだ本一覧

30からのギター入門

アラサーからギターをはじめたメモ

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前口上

子供の頃にピアノやエレクトーンをやっていたもののギターはやったことがなかった。転職のタイミングで音を出しても怒られない環境を手に入れたので遊んでみる。

何かをはじめるのに遅すぎることなどないのさ

TLDR

アコギでコードを弾けるようになりました。まあ上手くはないですね。

やったこと

1対1のギター教室に週1で半年通いました。

当初家ではミニギター、教室でアコギ。だんだん本物が欲しくなったのでエレキギターとエレアコも途中で購入。安い方から2番めくらいでよさそうなやつ。

アニソンしか弾けない呪いにかかっているので曲は全部アニソン... にしたかったが先生がJPOP推しだったので仕方なく一部JPOP.

だいたい3ヶ月くらいで

  • パワーコード
  • 普通のコード
  • バレーコード
  • 1つの弦固定のメロディ

あたりを覚えて

半年過ぎた現時点で

  • ピックを使わない指弾き
  • ボサノバ風のコードの押さえ方
  • アルペジオ
  • 弦をまたぐメロディー
  • 右手のパターン増加

といった感じ

ギターはこんなの

  • 元々持ってたミニギター

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  • 途中で買ったけいおんギータ風エレキ

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  • ヤマハのエレアコ

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ワークしたこと、よかったこと

  • ピアノ、DTM経験

鍵盤でコードは弾いていたのでそこはゼロからの人よりアドバンテージあり。ギターが最初の楽器だと楽譜が読めないという人もいるみたいです。

  • ピアノの弾けるギター講師

通った音楽教室では講師はどの楽器でもピアノが弾ける必要がありました。構成音の説明も鍵盤叩いてもらったのでわかりよかった。

  • 個人指導の交渉のしやすさ

グループレッスンでギターという選択肢もあったがぬけがけしたりできなさそうなので、そこは一対一でよかったかなと。一方カリキュラムとかなく、結構こっちが準備しないと方向づけが難しい。

  • 初期はバレーコードをサボったこと

いわゆるセーハ。ギターは弦が6本あり、人間の指は5本しかない。自然、任意のフレット位置でおさえるためには一つの指が複数弦対応する必要がある。

標準的なコードではどこもおさえない弦(開放弦)を極力作ることで押さえる指の数を減らしているが、逆にピッチをあげたいと言った場合0フレット相当のことを人差し指が担当する必要があり6つの弦全てを抑える必要がある。ギターの挫折率一位の箇所

弾ける人がこのコードを教える際、しばしば完成形からはじめがちだが、まずは一通り音楽を楽しむことにして最初のうちは最低音の弦を諦めた。右手は上の方の弦だけ弾く。

ギター弾くのに慣れてからちゃんと弾くようにして心が折れるのを回避。

  • バンドリピック f:id:hiromichinomata:20191108082042j:plain

色んな材質や板厚が安価に手に入る。0.8mmくらいがギターには合っている気がします。

  • SNSでのフィードバック

ギター強い人からの情報は本当に参考になる。特に@dhgrsさん、Thanks!

ワークしなかったこと、はまったこと

  • 講師とのジャンル相性

どの先生も得意なジャンルはありますね。ハルヒが通じなかったなのはつらい。誰かアニソン特化のギター教室作って欲しい

  • 予約の取りにくさ

レンタルスタジオとかでもそうですけどね。予約が電話かメールの場合が多いという。ウェブで完結したい。

  • カクタス

ギター挫折者救済をうたっている特殊カポです。一つの弦を押さえるだけでコードがなったり一番最初に使うのならよかったのだが、途中で試したらうまみがなかった。

  • 筋トレグッズ f:id:hiromichinomata:20191108081942j:plain

たまに遊ぶ程度。ギター弾くのに勝るものはないなと

  • 楽譜が入手困難

アニソンは楽譜がないことも多くつらい。無料でコードを載せているウェブサイトもあるが結構弾くとズレを感じることも多い

  • 転調のしづらさ

ギターは転調しやすいと聞いていたんですけどね。上げるのは得意でも下げるのは苦手。半音下げチューニング用に二個ギターがあると楽だと感じてます。

  • エレキで鳴るのにアコギで鳴らない

最大の敗因だと思います。アコギの弦は太く押すのに力が入ります。家でエレキ、教室でアコギだと音が鳴らずに悔しい思いをしたこと多々。

  • 爪の手入れ f:id:hiromichinomata:20191108082025j:plain

左手の爪はまめに切らないと上手くおさえられないです。右手は逆に爪があった方がいいです。ピックを使わない場合、引っ掛けられるので。

子供の頃から爪は切るものと思っていたのに伸ばせと言われた時の絶望感。違和感がやばかった。世の中にはフィンガーピックというものがあり、試してみたが音が硬くて完璧ではない。

構造的には取り付け部とピックの部分は別の方がいい気がします。板厚の好みや摩耗速度は違うので。3Dプリンターでピックを作った人もいるみたいなので時間があれば、、、

伸ばした爪は割れやすくプロのギタリストだとコーティングしている人もいるみたいです。世の中多様性上がってきてはいますが男でもネイルするのはギタリスト的には普通みたいです

所感

ギターが趣味というソフトウェアエンジニアでライブコーディングをYouTubeにバンバンあげている人でもギターを弾いているのはみたことないということはままあったり。2芸を極めるというのは難しいということでしょう。

積極的にさらして親の仇かというほどボロクソにけなされながら強くなっていきたい。

Future Work

エレキギターの奏法とか

音楽制作を助けるAIツール一覧

ブラックフライデーでソフトウェア音源を漁っていたら人工知能をうたう音源やサービスがポツポツでてきたのでまとめてみる。個人向けOnly。ここでAIとは広くソフトウェア全般をさします。

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EQ、マスタリング、ミックス

作曲や編曲自体はやらず、最終工程のみをやるタイプ。

  • LANDR
    自動マスタリングサービス。Webの画面に音声ファイルをドロップする形式。基本お任せなので細かい調整はできない。

  • 音圧爆上げくん
    日本版LANDRといった趣だがメインは動画向け。他よりダイナミックレンジを維持したまま大きい音でマスタリングできると主張している。中の人がTechCrunch Tokyoで展示をやっていました。

  • iZotope Neutron
    自動ミックスツール。DAW上で音源の出力にさして使う。音声を再生して適切なEQカーブや音量に自動調整してくれる。

  • Eventide EQuivocate
    マスタリングプラグイン。音に合わせて調節するアダプティブ機能がある。

ほぼ自動系

重要なパラメーターを選のみ選んであとはお任せ。

  • Amper Music
    ジャンル、曲調を選択して生成

  • Logic Drummer
    AppleのDAW, Logic Proの機能。ドラマー、使う楽器、ジャンルを選んでドラムを生成。

  • Magenta Studio
    GoogleのMangentaから出たプラグイン集。Generateだと4小節のフレーズを生成。

  • Band-in-a-Box
    ジャンルやテンポから自動作曲。

  • WolframTones
    ジャンルを選んで曲を生成。

  • Music Maker
    曲の雰囲気、楽器、長さを使って自動生成

半手動型

あれ程度の人力入力が必要なもの。

  • Orpheus
    2006年からある自動作曲ソフト。歌詞から曲を自動作曲してくれる。

  • Chordana Composer
    2小節のメロディーから1曲分に拡張

  • Orb Composer
    作曲家のための自動作曲ソフト。単独で音を鳴らすことができずDAWとの連携必須。やろうと思えばコード進行や楽器まで細かく指定できるので他より粒度が細かい。

コード系

複数音の補助

  • Music Memo
    Appleが出しているiOSの録音アプリ。メロディーを歌うとコードを推定してくれる。ガレージバンドとの連携あり。

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  • Melodyne
    ポリフォニック音高推定。DAWに通常ついている音高推定機能だと単音のみしか対応していない。Melodyneを使うと複数音の音高を推定でき、かつ音高を変更することができる。この機能は自分が知る限りMelodyneのみが提供しており、市場を独占している。

  • Studio Oneのコードトラック
    上記のMelodyneとの連携を毎年強めているDAW。最新のver. 4ではコードの変更に伴いMIDIだけでなく音声のコードを自動変更する機能が搭載された。

歌声合成

ボコーダー

  • Vocaloid
    YAMAHA製歌声合成エンジン。クリプトンの初音ミクとか有名ですね。

  • UTAU
    フリーで動く和製歌声合成ソフト。重音テトとか。

  • SynthV
    英語、日本語、韓国語、中国語対応の歌声音声ソフト。ニューラルネットワークとそうでない手法のハイブリッドで特許出願中とのこと。

  • SharpKey
    中国製歌声合成ソフト。

その他

  • Sononym
    機械学習を使ったサンプルブラウザ

Future Work

いくつかお布施をおさめたので一曲打ち込んでみたい。

SONG MAKERで週末DTM

SONG MAKERを触ってみたのでその紹介。

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SONG MAKERとは

SONG MAKERはChrome Music Labに追加されたWeb上で動くDAW(Digital Audio Workstation)。CubaseやLogic Proの超簡易版がブラウザ上で動く。打ち込みの外、マイク入力もサポートしている。

おそらくはSketchRNNよろしくここでえたデータセットを元にMagentaプロジェクトで活用されると思われる。

仕様としては

  • 小節数に制限あり
  • 音階は固定
  • 再生は頭からのみ
  • 使える楽器はメロディー1つと打楽器1つのみ(計2楽器)
  • MIDIのインポート/エクスポート機能なし。
  • 長音が使えない。

となっており、かなりつらい。特に長音なしがつらい。せめてMIDIのインポート/エクスポート機能があれば選択肢も増える気がする。

楽器

使える楽器は以下。Stringsは一般的な弦音源のそれではなくどちらかというとピッチカートの音源。メロディー側にStringsやWoodwindがあるのに、打楽器側にティンパニーはなく、打楽器側にKitがあるのに、メロディー側にギターがないのはちょっとイマイチかなあ。

  • メロディー
    • Marimba
    • Piano
    • Strings
    • Woodwind
    • Synth
  • 打楽器
    • Blocks
    • Kit
    • Conga
    • Electronic

作ったもの

試しに3つ曲を作ってみた。

おすすめの設定

デフォルトのままだとつらいのでSettingsをいじりましょう。こんな感じ。

  • Length: 4bars
  • Beats per bar: 4
  • Split beats into: 4
  • Scale: Major
  • Start on: Low G (お好み)
  • Range: 3octave

一番大事なのはRange。オクターブ少ないと手数が限られ、メロディーと伴奏が引けない。また、Start onをLowにしておくと中央ドがだいたい真ん中にきて安定する。余談だがアニソンだとG調が多いらしい。

コツ、個人的使い方

前述の通り長音が使えないので、コードをジャーンとやるとドドドドなって落ち着かない。コードパートはアルペジオにするのがよい。

StringsはよりWoodwindの方が連続でならしても違和感がなかった。Woodwindはどちらかというとずっとなっている楽器なので。

打楽器のBlocksは軽すぎるので全体的に浮いた。別のドラムにするかリズム側で低音を弾く方が好き。

所感

音楽的な制限が多くてこれを元に学習してもちょっとつらい気がしました。童謡の曲っぽくなりがちというか。